ガスはつく・水は出るのにお湯が出ない場合の原因は?対処法もまとめて解説

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ガスはつく・水は出るのにお湯が出ない場合の原因は?対処法もまとめて解説

毎日、何気なく使っているガス給湯器が「ガスはつく」「水は出る」でも「お湯が出ない」状況になった場合、まずは故障を考えるでしょう。しかし、水は出るがお湯がでない原因は故障だけとは限りません。

そこで今回は、ガス給湯器の「ガスはつく・水は出るのにお湯が出ない」場合の原因や対処法について詳しく解説します。

目次
  1. ガスはつく・水は出るのにお湯が出ない場合に確認すべきポイント 
    1. お湯が出ない箇所の特定
    2. 症状別緊急度チェック
  2. ガスはつくのに一部の蛇口からお湯が出ない場合の対処法
    1. 給湯温度の確認
    2. 蛇口・配管トラブルの詳細診断
    3. 一部箇所のみの応急処置
  3. ガスはつくのに全ての蛇口からお湯が出ない場合の対処法
    1. ガス給湯器リモコンの故障チェック
  4. ガスがつかない・水も出ない時の対処法
    1. 水道トラブルの切り分け
    2. 複合トラブルの対処順序
  5. 自然災害でお湯が出ない場合の対処法
    1. 凍結対策と復旧方法
    2. 地震によるガス遮断の復旧
    3. 台風・停電時の対策
  6. ガス給湯器の故障が疑われる場合の対処法
    1. 修理vs交換の判断基準
    2. 信頼できる業者の選び方
  7. 住居形態別の対応ガイド
    1. 賃貸住宅での連絡・対応手順
    2. 分譲マンションでの管理組合対応
    3. 戸建て住宅での自主対応範囲
  8. 修理・交換の費用相場と節約術
    1. 症状別修理費用の詳細相場
    2. 修理・交換の費用を賢く節約するためのポイント
  9. お湯が使えない間の生活術
    1. 入浴・身だしなみの代替手段
    2. 調理・洗い物の工夫とコツ
    3. 寒い季節の緊急対策
  10. ガス給湯器の予防とメンテナンス
    1. メンテナンスを行う際の注意点
  11. ガス給湯器のセルフチェックが危険と言われる理由
    1. プロによる定期点検の重要性
  12. ガス給湯器の修理・交換の平均費用
    1. ガス給湯器修理の平均費用
    2. ガス給湯器交換の平均費用
  13. よくある質問・トラブル事例
    1. 「給湯器 電源入らない」との症状の違い
    2. 時間帯別・季節別によくあるトラブル
    3. 緊急時の連絡先一覧
  14. まとめ

ガスはつく・水は出るのにお湯が出ない場合に確認すべきポイント 

多くのご家庭では、水道を使う「直圧式(瞬間式)」のガス給湯器が使われています。水道管の水がガス給湯器本体の配管を通り、センサーが水を感知して点火して水を温め、お湯が給湯される仕組みです。

この章では、そんなガス給湯器の「ガスはつく・水は出るのにお湯が出ない」場合の確認すべきポイントを説明しましょう。

お湯が出ない箇所の特定

ガス給湯器で「ガスはついて水は出るがお湯が出ない」場合は、お湯が出ない箇所を特定する必要があります。確認箇所は、次の5つです。

確認箇所

内 容

エラーコードの表示

リモコンのエラーコードの表示によって対応が異なるため、使用しているガス給湯器のメーカーのマニュアルやWebサイトを確認する

水道設備

一部の蛇口か家庭内全ての蛇口かを確認する

ガスの供給

ガスの元栓・ガスメーターの停止・ガスの残量を確認する

安全装置システム

地震や台風など自然災害の影響で作動し、ガスの供給が遮断される
ことがあるため、ガスの臭いの有無を確認する

ガス給湯器

本体の故障を確認する

エラーコードの表示が、マニュアルやWebサイトの手順で解除されれば、お湯が出るようになります。ほかの特定箇所は、専門的な工具や知識がないと対応が難しいため、ご家庭で修理しようとせずに専門業者に相談しましょう。

症状を特定する際は、時間的経過も重要な判断材料となります。朝方の冷え込みが厳しい日に発生した場合は凍結の可能性が高く、地震直後であればガス遮断装置の作動が疑われます。また、停電が発生した地域では、給湯器の電子制御システムがリセットされている可能性も考えられるでしょう。

症状別緊急度チェック

給湯器のお湯が出ない場合、症状によって緊急度が変わります。最も注意が必要なのは、ガス臭がする場合です。この際は直ちにガスの元栓を閉め、換気を行い、火気の使用を避けて専門業者に連絡してください。

一方、エラーコードが表示されている場合は中程度の緊急度となり、メーカーのホームページや取扱説明書を確認しながら指示に従った対処を行うことで解決することがあります。単純な給湯温度の設定ミスや、リモコンの電池切れなどは緊急度が低く、落ち着いて確認すれば短時間で解決できるでしょう。

ガスはつくのに一部の蛇口からお湯が出ない場合の対処法

「ガスはつくのに一部の蛇口からお湯が出ない」場合は、キッチンの配管の不具合や水栓の故障が原因かもしれません。また、蛇口自体が故障しているケースも考えられます。

ガス給湯器の故障とは限らないため、家の中でお湯を使うお風呂やキッチンなどを全て回り、各蛇口をチェックしましょう。追い焚き機能がついているタイプの場合は、追い焚きできるかどうかの確認も必要です。

給湯温度の確認

「ガスはつくのに一部の蛇口からお湯が出ない」場合は、給湯温度も確認しましょう。一部の蛇口だけお湯が出ないということは、その蛇口の給湯の温度を低く設定している可能性があります。

お子さんがキッチンで手を洗う際に温度を下げ、そのままにしていませんか。もしかしたら湯量を少なくしたため、「お湯が出ていない」と勘違いしたのかもしれません。

給湯温度が低い場合は温度を上げれば、いつものようにお湯を使えるようになります。湯量が少ない場合は、蛇口を大きく開いてみましょう。

温度設定の確認時は、火傷を避けるために少しずつ温度を上げながら調整することが大切です。特に小さなお子さまがいるご家庭では、安全装置付きの水栓を使用していることも多く、その場合は解除ボタンを押しながら温度調節が必要になります。

蛇口・配管トラブルの詳細診断

一部の蛇口からお湯が出ない場合、原因は給湯器本体ではなく、蛇口や配管にあるかもしれません。特定の蛇口だけお湯が出ないときは、以下の点をチェックしましょう。

【蛇口内部の確認】

一つのレバーハンドルで水量と水温の調整を行う「シングルレバー混合栓」では、内部カートリッジの摩耗や劣化が原因で、お湯だけが出にくくなることがあります。

また、蛇口の吐水口に設置されているフィルターが水垢やサビで詰まると、水量が低下します。これらの部品は経年使用で劣化しやすいポイントです。

【配管の確認】

給湯器から蛇口へと繋がる配管でも、分岐部分の接続不良や、配管の劣化が流れを阻害している場合があります。築年数が長い住宅の場合は配管が原因かもしれません。

蛇口・配管の劣化や詰まりは、自力で解決することが難しいケースが多いです。専門知識や工具を持たない状態での修理は危険が伴うため、水道工事業者やメーカーサポートへ相談することをおすすめします。

一部箇所のみの応急処置

一部蛇口でお湯が出ない場合は、無理に蛇口や配管を操作せず、他の正常な蛇口や電気ケトルなどを利用して最低限の生活を工夫しましょう。故障している蛇口は専門業者到着まで使用を控え、強引な操作によって損傷が拡大し、修理費が高額になるリスクを避けましょう。

ガスはつくのに全ての蛇口からお湯が出ない場合の対処法

「ガスはつくのに全ての蛇口からお湯が出ない」場合は、まずはガス給湯器本体を確認しましょう。

経年劣化による給湯器の故障や、自然災害による一時的なガスの遮断が原因かもしれません。ガスを使う各部屋のファンヒーターや床暖房・キッチンのガスコンロなどを見て回り、点火するかをチェックしましょう。

もし点火しない場合の対処法は、次の3つです。

確認箇所

対処法の詳細

ガス給湯器のコンセント

・コンセントが抜けていたら入れ直す
・ヌケ止めの付いているコンセントに取り替える

ブレーカー

・ほかの家電で電力を大量に使ってブレーカーが落ちていたら戻す
・落雷などの災害によってブレーカーが落ちていたら戻す

水抜き栓フィルター

・フィルターを確認してゴミなどが溜まっている場合は、目詰まり箇所を掃除する

この3箇所の対処法を試してもお湯が出ない場合は、ガス給湯器の故障が考えられます。購入後の経過年数によって、修理と交換のどちらにするかを検討しましょう。

ガス給湯器リモコンの故障チェック

先ほどの3つの対処法を試しても状況を改善できない場合は、ガス給湯器のリモコンが故障しているかもしれません。リモコンの電源を入れても反応しない場合は、電池を交換しましょう。

一方、リモコンの電源を押して反応があるのにガス給湯器が作動しない場合は、リモコン自体の故障が考えられます。取扱説明書やメーカーの公式Webサイトでご使用の機種を確認し、対応している新しいリモコンと交換しましょう。

リモコンが故障しているか判断するためには、まず表示画面の明度や文字の鮮明さをチェックしましょう。液晶画面が薄くなっていたり、一部の文字が表示されていない場合は、リモコン本体の交換が必要になることがあります。

また、ボタンを押した際の反応速度も重要な判断材料です。特定のボタンだけ反応が鈍い、または押した際のクリック感が鈍くなっている場合も、リモコン内部の故障が考えられます。これらの異常が見られる場合、リモコン本体の交換を検討しましょう。交換は比較的安価で、専門業者に依頼すれば短時間で作業が完了します。

ガスがつかない・水も出ない時の対処法

「ガスがつかない・水も出ない」時は、配管などの不具合で断水または止水されているかもしれません。

水道会社に連絡して水の出ない蛇口の配管を点検してもらい、必要に応じて交換する必要があります。連絡する前に全ての蛇口から水が出ないのか、一部の蛇口のみかも確認しておきましょう。

水道トラブルの切り分け

水道トラブルの原因を特定するため、まず集合住宅であれば同じ建物内の他の住戸での状況を確認します。マンション全体で水が出ない場合は、受水槽や給水ポンプの故障が疑われるでしょう。一方、自宅のみの問題であれば、メーター周辺の配管破損や止水栓の閉栓が原因として考えられます。

戸建て住宅では、水道メーターの針の動きを確認することで、配管破損による漏水の有無を判断できます。全ての蛇口を閉めた状態でメーターが回転している場合は、地中配管で漏水が発生している可能性が高くなります。

複合トラブルの対処順序

ガスと水道の両方に問題が生じている場合、まず安全確保を最優先します。ガス漏れの疑いがある際は、火気の使用を避け、ガスの元栓を閉めて換気を行ってください。その後、水道の復旧を試み、最後にガス機器の点検を行うのが適切な順序となります。

地震や台風などの自然災害後は、インフラの復旧作業が段階的に行われるため、公共機関からの情報収集も重要です。復旧見込み時間や優先順位を把握することで、適切な対応計画を立てることができるでしょう。

自然災害でお湯が出ない場合の対処法

屋外設置タイプのガス給湯器は、自然災害でお湯が出なくなることも珍しくありません。

気温がマイナス3度以下になるような寒波に見舞われた場合は、水道が凍結してお湯が出なくなることがあります。また、震度5以上の地震が起こった場合は、ガスメーターの感震作動がガスを遮断したのかもしれません。

凍結したら自然解凍で使えるようになりますが、急いでいる時は、ぬるま湯をかけるかドライヤーを使うと早く復旧します。地震でガスが止まってお湯が出ない時は、ガスメーターの遮断解除とガス給湯器のエラー表示をリセットしましょう。

凍結対策と復旧方法

配管凍結を防ぐため、寒波が予想される際は事前に凍結予防運転を開始することが効果的です。多くの給湯器には自動凍結防止機能が備わっていますが、電源が切れていると作動しないため、分電盤のブレーカーを確認しておきましょう。

凍結が発生した場合の復旧方法として、まず給湯器周辺の配管に保温材を巻いている箇所を点検します。保温材が破損していると凍結しやすくなるため、応急処置として乾いたタオルで配管を覆うことも有効です。配管を温めるのも有効ですが、熱湯を直接配管にかけると破損の原因となるため、ぬるま湯やドライヤーの温風を使用してください。

地震によるガス遮断の復旧

震度5以上の地震が発生すると、ガスメーターの安全装置が作動してガス供給を自動的に遮断します。復旧手順として、まずガス機器の使用を全て停止し、ガスの臭いがないことを確認してください。

ガスメーター本体の復帰ボタンを押し、約3分間待機することで安全確認が完了し、ガス供給が再開されます。この際、復帰ボタンの位置はメーター上部にあることが多く、取扱説明書で事前に確認しておくことが重要です。

台風・停電時の対策

台風による停電時は、給湯器の電子制御システムが停止するため、電力復旧後に初期設定のリセットが必要になることがあります。また、強風により給排気口にゴミや落ち葉が詰まると、安全装置が作動して運転を停止する場合があります。

停電対策として、携帯用ガスボンベとガスコンロを常備しておくことで、最低限の温水確保が可能になるでしょう。ただし、屋内での使用時は必ず換気を行い、一酸化炭素中毒を防ぐよう注意が必要です。

ガス給湯器の故障が疑われる場合の対処法

ガス給湯器の故障が疑われる場合の対処法は、修理または交換が必要です。どちらの方法を取るかは、次の3つを判断基準にするとよいでしょう。

  1. 購入して1~2年程度で、メーカーの保証期間に該当するか
  2. 使用年数が8年以上を経過しているかどうか
  3. 修理と交換の費用のどちらが安いか

メーカーの保証期間内に故障した場合は、基本的に無償で対応してくれます。保証期間を過ぎた場合は、ガス会社または専門業者への依頼を検討しましょう。

修理vs交換の判断基準

給湯器の修理か交換かの判断では、使用年数が最も重要な要素となります。一般的に給湯器の寿命は10年から15年とされているため、8年以上経過している場合は交換を検討した方が経済的でしょう。修理費用が本体価格の半額を超える場合も、交換を選択する目安となります。

また、修理部品の供給状況も重要な判断材料です。製造中止から10年以上経過した機種では、部品調達が困難になり、修理費用が高額になる傾向があります。この場合、将来的なメンテナンスを考慮すると、新しい機種への交換が合理的な選択となるでしょう。

信頼できる業者の選び方

給湯器の修理や交換を依頼する業者選びでは、まず有資格者が在籍しているかを確認します。ガス機器の工事にはガス可とう管接続工事監督者や簡易内管施工士などの資格が必要です。また、地域のガス事業者との連携があり、アフターサービスが充実している業者を選ぶことが大切でしょう。

見積もりを依頼する際は、複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。価格だけでなく、工事内容や保証期間、緊急時の対応体制についても比較検討し、総合的に判断することが重要です。

住居形態別の対応ガイド

賃貸、分譲マンション、戸建てそれぞれで責任範囲と対応手順が異なるため、適切な連絡先を把握しておくことが必要です。

賃貸住宅での連絡・対応手順

賃貸住宅では、給湯器のトラブルが発生した際の対応手順が契約書に明記されています。一般的には、まず管理会社または大家さんに連絡を入れ、指示を仰ぐことが基本となります。勝手に業者を手配してしまうと、費用負担でトラブルになる可能性があるため注意が必要です。

緊急時の連絡先は、賃貸契約書や入居時に配布される資料に記載されています。深夜や休日でも対応可能な24時間受付の管理会社も多いため、事前に連絡先を確認しておきましょう。また、入居者の過失によるトラブルの場合は、修理費用が自己負担となることもあります。

分譲マンションでの管理組合対応

分譲マンションでは、給湯器の設置場所や配管の種類によって責任範囲が変わります。専有部分内の給湯器本体は基本的に各住戸の責任となりますが、共用部分の配管に問題がある場合は管理組合での対応が必要です。

管理規約を確認し、トラブルの原因が共用部分にあるかどうかを判断します。判断が困難な場合は、管理会社に連絡して専門業者による調査を依頼しましょう。分譲マンションでは、統一した機種を使用していることが多いため、部品調達や修理対応がスムーズに進む利点があります。

戸建て住宅での自主対応範囲

戸建て住宅では、給湯器の故障や不具合に関する対応責任は、原則として住宅所有者にあります。そのため、自分で対応できる軽微な範囲と専門業者へ依頼すべき範囲を明確に区別することが非常に重要です。電源やブレーカーの確認、フィルターの清掃程度であれば自分で対応可能でしょう。

一方、ガス配管の接続や給湯器本体の分解を伴う複雑な作業は、資格を持った専門業者でなければ行えません。DIYでの修理は安全面でのリスクが高く、かえって故障を悪化させる可能性があります。さらに、不適切な作業により火災やガス漏れが発生した場合、保険の適用対象外となることもあるため注意が必要です。

修理・交換の費用相場と節約術

給湯器の修理や交換にかかる費用は、症状や部品によって大きく異なります。費用を抑えるためには、メンテナンスを定期的に行うことに加え、複数の業者から見積もりを取り料金を比較すること、修理・交換のどちらがよいかを状況によって見極めることが重要です。

症状別修理費用の詳細相場

給湯器の修理費用は、故障箇所によって様々です。 一般的な修理費用の相場は以下の通りです。

ガス給湯器の症状

対処法の詳細

リモコンの不具合

電池交換のみ:数百円
本体交換:20,000〜50,000円

点火不良

バーナーの修理・交換:15,000〜50,000円
点火装置の修理・交換:3,000~30,000円

熱交換器の故障

熱交換器の修理・交換:8,000〜90,000円

上記に加え、多くのケースで出張料や診断料として別途2,000〜6,000円程度加算されることがあります。修理を依頼する前に、基本料や料金の内訳を必ず確認しましょう。

修理・交換の費用を賢く節約するためのポイント

修理費用を節約するには、日頃のメンテナンスが欠かせません。フィルターの定期的な清掃や、配管の凍結防止対策を行うことで、予期せぬトラブルを未然に防ぎ、高額な修理費用を回避できる可能性があります。

また、給湯器の寿命は一般的に10年から15年と言われています。使用年数が8年以上経過している場合、修理を繰り返すよりも、新しい給湯器に交換した方が長期的に見て経済的です。新しいモデルは省エネ性能が向上しているため、光熱費の節約にもつながります。

さらに、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」も有効です。料金や工事内容、アフターサービスなどを比較し、納得できる業者を選ぶようにしましょう。給湯器の故障は突然起こることが多いため、いざという時のために、信頼できる業者を事前に調べておくことをおすすめします。

お湯が使えない間の生活術

給湯器の故障は、日々の生活に大きな支障をきたします。特に、お湯が使えない状況は想像以上に不便なもの。ここでは、緊急時でも安心して過ごせるよう、お湯がない期間の生活の工夫と代替手段について詳しくご紹介します。

入浴・身だしなみの代替手段

給湯器の故障でお湯が使えない期間中、最も困るのは入浴でしょう。近隣の銭湯や日帰り温泉施設、スポーツジムのシャワーを利用するのが最も効果的な解決策です。事前にインターネットで営業時間や料金を調べておき、複数の候補を把握しておくことで、混雑状況に応じて選択できるでしょう。また、最近ではコインランドリーにシャワーが併設されている施設もあるので、洗濯と合わせて利用するのも便利です。

自宅での身だしなみについては、電気ケトルや電子レンジで温めたお湯を洗面器に用意し、タオルで体を拭く方法が実用的です。全身を洗うことは難しくても、清潔感を保てます。髪を洗いたい場合は、水なしで使用できるドライシャンプーを常備しておくと、緊急時に重宝します。また、ベビー用のおしりふきや体を拭くシートも、手軽に使える便利なアイテムです。

調理・洗い物の工夫とコツ

キッチンでお湯が使えない場合でも、調理や洗い物を工夫すれば乗り切れます。調理面では、電気ポットや電気ケトルが大活躍します。パスタを茹でる際は、電気ケトルで沸かしたお湯を大きめの鍋に移し、保温性の高い土鍋などを活用することで効率的に調理できるでしょう。また、電子レンジを活用して温野菜や蒸し料理を作るのも一つの手です。

洗い物については、食器用洗剤の量を通常より多めに使用し、冷水でもしっかりと泡立てることがポイントです。油汚れが気になる場合は、使い捨てのキッチンペーパーで予め汚れを拭き取ってから洗浄すると、冷水でも効果的に汚れを落とせます。また、油分を多く使う料理は避け、ワンプレートで済むメニューにするなど、洗い物の量を減らす工夫も有効です。

寒い季節の緊急対策

特に冬場にお湯が使えなくなった場合、室内の保温対策が重要になります。湯たんぽや使い捨てカイロを活用し、身体の末端部分を重点的に温めることで、体感温度を上げることができるでしょう。また、厚手の靴下や重ね着により、体温の放散を防ぐことも効果的です。

温かい飲み物の確保も寒さ対策として有効です。電気ポットで白湯を沸かし、生姜やはちみつを加えることで、身体の内側から温まることができます。ハーブティーや温かいスープなども、栄養補給と保温の両面で役立つでしょう。さらに、室内の乾燥を防ぐために、加湿器の代わりに濡れタオルを室内に干すといった方法も有効です。給湯器の復旧まで、これらの代替手段をうまく活用して、快適に過ごしましょう。

ガス給湯器の予防とメンテナンス

地域によっては、真冬に外気温が急激に降下し、ガス給湯器が凍結して蛇口からお湯が出なくなることもあるでしょう。多くのガス給湯器は、凍結予防策として本体にあらかじめ2つの凍結防止機能「自動ポンプ運転」と「凍結予防ヒーター」が備え付けられています。

ただし、分電盤の電源が入っていない場合や、ガス給湯器の電源プラグが抜けていると作動しないため、毎年冬になる前に確認しましょう。また、長く使用するためには、定期的なメンテナンスも必要です。毎日使うからこそ定期的に汚れをチェックして故障を未然に防ぎ、ガス給湯器の寿命を延ばしましょう。

ご家庭でできるメンテナンス箇所と方法は、次の通りです。

メンテナンス箇所

方 法

外装

・水拭きして汚れを拭き取り、仕上げに全体の水気を乾いた布で拭き取る(洗剤は台所用中性洗剤を使用)

排気口・給気口

・ホコリやゴミを取り除く(ススがついている場合は不具合の可能性があるため、業者やメーカーに問合せる)

浴槽循環金具

・布を水で濡らして表面の汚れを拭き取り、ゴミを取り除く
・フィルターを外し、目詰まりをブラシなどで掃除する

ストレーナー

・歯ブラシなどを使ってゴミを取り除く

家庭用ガス給湯器は、ガス事業法により4年に一度のガス会社による「法定点検」が義務付けられています。なかには、2年に一度としている業者もあるようです。

ご家庭でのメンテナンスで相談したいことがあれば、点検の際に相談してみましょう。

メンテナンスを行う際の注意点

作業前には必ず給湯器の電源を切り、ガスの元栓を閉めてから開始することが重要です。また、高所作業が必要な場合は無理をせず、専門業者に依頼することをおすすめします。特に屋外設置型の給湯器では、排気口周辺に鳥の巣が作られることもあり、定期的な確認が必要になるでしょう。

季節ごとのメンテナンスとして、春には花粉や黄砂の除去、夏には虫の侵入防止、秋には落ち葉の清掃、冬には雪や氷の除去が重要となります。これらの作業を怠ると、給気・排気の効率が低下し、不完全燃焼や故障の原因となる可能性があります。

ガス給湯器のセルフチェックが危険と言われる理由

ガス給湯器は、定期的なメンテナンスで長く使用できますが、セルフチェックには危険も伴います。素人判断で機器を触るとガス漏れや引火・感電の危険性もあるため、注意が必要です。

特に、10年前後の長期間にわたって使用しているガス給湯器は、適切な量の酸素を送れなくなると、一酸化炭素の発生によって不完全燃焼を起こすことがあります。少しでもおかしいと思ったらセルフチェックではなく、ガス会社や専門業者に連絡しましょう。

プロによる定期点検の重要性

専門業者による定期点検は、給湯器の安全を守るために不可欠です。一般の方が目で確認できない内部の劣化状況や、ガス漏れの兆候を専用の機器で正確に検査します。

点検するポイント

方 法

燃焼状態の確認

・燃焼状態や排気ガスの成分を分析することで、一酸化炭素中毒の原因となる不完全燃焼の兆候を早期に発見する

消耗部品の診断

・パッキンやフィルターなど、経年劣化する部品の交換時期をアドバイスし、適切なタイミングで交換することで給湯器の性能を維持する

ガス漏れの検査

・微量のガス漏れを専用の検知器で発見し、大きな事故を防ぐ

ストレーナー

・歯ブラシなどを使ってゴミを取り除く

点検費用は8,000〜15,000円程度が一般的ですが、これにより重大な事故を回避し、給湯器の寿命を延ばせることを考えると、決して高い費用ではありません。長期的に見れば、高額な修理費用や買い替え費用を抑えることにもつながります。

ガス給湯器の修理・交換の平均費用

ガス給湯器は使えなくなると不便ですが、昨今の物価高騰が続いているなか、修理や交換にどの程度の費用かかるのかも気になるところです。

この章では、ガス給湯器を修理・交換した場合の平均費用について説明します。

ガス給湯器修理の平均費用

ガス給湯器修理の平均費用は、修理する箇所によって前後します。各修理箇所の平均費用は、次の通りです。

ガス給湯器の修理箇所

修理の平均費用

電装系

7,350~46,150円程度

安全装置

7,250~48,000円程度

燃焼系

15,500~38,000円程度

水流(量)制御系

9,750~36,500円程度

業者やメーカーの機種に対応する部品があるかどうかで、修理費用は異なります。また、業者によっては3,000円前後の出張料が加算されることもあるため、修理を依頼する際に確認しましょう。

修理費用を抑える方法として、複数の業者から相見積もりを取ることが効果的です。地域によって価格競争の状況が異なるため、相場を把握してから依頼することで適正価格での修理が可能になるでしょう。また、メーカー系列の業者と独立系の業者では、部品の調達ルートや工賃設定が異なる場合があります。

ガス給湯器交換の平均費用

ガス給湯器交換の平均費用は、給湯器とふろ給湯器によって異なります。各給湯器の平均費用は、次の通りです。

ガス給湯器

交換の平均費用

ふろ給湯器

158,000~260,000円程度

給湯器

91,000~190,000円程度

ガス給湯器の交換は、設置場所などの関係で、配管カバーや排気アダプターなどのオプション費用が加算されるケースも珍しくありません。

また、ふろ給湯器は、自動足し湯機能や床暖房の有無、タイプや機種、排気方法や設置場所によって費用が前後する場合があります。

高効率タイプのガス給湯器を選択する場合、初期費用は高くなりますが、ガス代の節約効果により長期的には経済的になることが多いでしょう。

よくある質問・トラブル事例

類似症状でも原因が異なるケースが多いため、症状の詳細な観察と適切な対処法の選択が重要です。

「給湯器 電源入らない」との症状の違い

「お湯が出ない ガスはつく 水は出る」という症状と「給湯器 電源入らない」という症状は、根本的に異なる原因を持っています。電源が入らない場合は、電気系統のトラブルが主な原因となり、ブレーカーの確認やコンセントの点検が最初の対処法となるでしょう。

一方、本記事で扱っている症状では、給湯器本体は電源が入っているものの、お湯の生成や供給に問題が生じている状態です。この違いを理解することで、適切な対処法を選択し、無駄な時間や費用を避けることができます。

時間帯別・季節別によくあるトラブル

朝の時間帯に多いトラブルとして、前夜からの冷え込みによる配管の凍結があります。特に北向きの配管や風通しの良い場所に設置された給湯器では、凍結リスクが高くなるでしょう。また、朝の水道使用量増加により、水圧が不安定になることも原因の一つとして考えられます。

季節別では、冬場の凍結トラブル、夏場の高温による安全装置の作動、梅雨時期の湿気による電子部品の不具合、台風シーズンの強風による給排気口のトラブルなどが特徴的です。これらの季節要因を理解しておくことで、予防策を講じることができるでしょう。

【冬は「凍結と不完全燃焼」】

特に気温が氷点下になるような寒い日には、屋外に設置された給湯器の配管や内部に残った水が凍結し、お湯が出なくなるトラブルが頻発します。この時、給湯器は配管の凍結を感知して運転を停止させるため、エラーコードが表示されることが多いです。

また、給湯器の排気口が雪で塞がれることで、不完全燃焼を起こし、安全装置が作動して停止することもあります。冬場は給湯器の凍結防止機能が正常に作動しているか、電源プラグが抜けていないかを確認することが重要です。

【夏は「過熱と安全装置の作動」】

意外に思われるかもしれませんが、夏も給湯器のトラブルが多い季節です。炎天下に長時間さらされることで給湯器内部の温度が異常に上昇し、過熱防止のために安全装置が作動して運転を停止することがあります。

特に、直射日光が当たる場所に設置されている給湯器は注意が必要です。このような場合、給湯器本体を日陰にしたり、熱を逃がすための対策を講じると良いでしょう。

【梅雨・台風は「湿気と強風による影響」】

梅雨時期は、高湿度によって給湯器内部の電子部品が故障するリスクが高まります。また、台風シーズンには強風によって給排気口にゴミや落ち葉が入り込み、燃焼不良や不完全燃焼の原因となることがあります。

給排気口が塞がれると、給湯器が正常に運転できなくなり、安全装置が作動して停止します。台風の前後には、給湯器の周囲を点検し、ゴミや異物を取り除くことが重要です。

緊急時の連絡先一覧

ガス漏れが疑われる場合の緊急連絡先として、まず各地域のガス会社の緊急時対応窓口に連絡しましょう。都市ガスの場合は各ガス事業者、プロパンガスの場合は供給業者への連絡が基本となるでしょう。また、119番(消防署)への連絡も、ガス漏れの規模によっては必要になります。

水道トラブルについては、各自治体の水道局や指定給水装置工事事業者への連絡が必要です。深夜や休日の緊急時には、24時間対応の業者も存在しますが、料金が割高になることが多いため、真の緊急時以外は通常時間での対応を検討することをおすすめします。

まとめ

日常生活を快適に送るうえで不可欠なガス給湯器ですが、何らかの原因で突然、「ガスはつく・水は出るのにお湯が出なくなる」かもしれません。特に、購入して8年以上が経過している場合は、不安定な状態で使用を続けるとガス漏れや一酸化中毒の原因となるため、注意が必要です。

今回ご紹介した対処法を試しても改善できなければ、早めにガス会社や専門業者に連絡し、ガス給湯器の修理または交換を検討しましょう。

執筆年月日:2025年9月

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