屋根リフォームの費用相場|補助金などの費用を抑えるコツについても解説

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屋根リフォームの費用相場|補助金などの費用を抑えるコツについても解説

屋根は太陽の光や雨、風に常にさらされるため、家屋の中でも経年劣化しやすいパーツです。屋根の不具合を放置していると、突然の雨漏りのような大きなトラブルにもつながります。少しでも違和感がある場合は、早めのリフォームがおすすめです。

今回は屋根リフォームの費用相場を紹介し、費用を抑えるコツや優良な業者の選び方を解説します。

代表的な屋根材4種類の特徴

屋根材によってメンテナンスの方法が異なります。まずはリフォームしたい屋根の種類を確認しましょう。近年よく使われている4種類の屋根材について、特徴を紹介します。

スレート:多くの住宅で採用されている人気の屋根材

スレートは板状の屋根材です。主にセメントを原料にして作られており、屋根材の厚さは約5mm程度と非常に薄いのが特徴です。重さも瓦に比べると軽いため、家屋への負担を軽減できることから近年多くの住宅で採用されています。

耐用年数は20〜30年で、寿命が経過したら、重ね葺きや葺き替えの再施工が必要です。また、月日を重ねると表面のコーティングが劣化して、性能や見た目が悪くなります。そのため、10年ごとを目安に定期的に再塗装しましょう。

スレート屋根についてのより詳しい解説は下記の記事をご確認ください。

スレート屋根とは?種類や耐用年数などについて解説

瓦:耐久性が高くメンテナンス頻度が少ない

瓦は粘土を高温で焼いて作ったものです。昔ながらの「いぶし瓦」は、焼き締めた後に燻化(くんか)とよばれる蒸す作業を行います。一方「陶器瓦」は釉薬(うわぐすり)を塗ってから焼いたもので、光沢があり耐水性に優れています。

他の屋根材に比べて重いのは難点ですが、耐用年数は50年以上と長寿命で、塗装も必要ありません。25〜30年ごとに点検や補修を行い、50〜100年程度が経過したら、葺き替えによる再施工を行いましょう。

メンテナンス頻度が少ないのは瓦の屋根の大きなメリットです。ただし、「セメント瓦」はセメントと砂を主原料とする瓦で、塗装を施すことで防水性を高めている製品です。経年劣化で塗装が剥がれてくるため、10〜15年を目安に定期的なメンテナンスを行いましょう。

下記の記事では屋根瓦の種類や選び方を詳しく紹介しています。

屋根瓦の種類まとめ|特徴や選び方を解説

アスファルトシングル:デザイン性が高く複雑な形状にも対応

アスファルトシングルは、グラスファイバーというガラス繊維の基材にアスファルトを浸透させてコーティングし、表面に着色した鉱物粒を付けて仕上げた屋根材です。1990年代初頭に開発され、米国やカナダで広く普及しています。

防水性に優れており、軽くて耐震性が高いのが特徴です。柔らかい素材で、サビやひび割れが発生しにくいのもメリットです。

ただし製品によっては燃えやすく、防火・準防火地域の建物に施工できない場合もあります。近年は、規制のある地域でも使用できる耐火性の高いアスファルトシングルも開発されているため、不安がある場合は施工業者に依頼して一緒に選んでもらいましょう。

アスファルトシングルの耐用年数は20〜30年とされていますが、経年劣化でめくれや剥がれの発生もあるため、10年ごとを目安に点検を行うと安心です。

ガルバリウム鋼板:軽量で耐震性に優れた金属屋根

薄いガルバリウム鋼の板の表面に塗装を施した屋根材です。かつて金属屋根にはトタンが多く使われていましたが、近年はより耐食性が高いガルバリウムが主流になってきました。

瓦やスレートよりも軽い素材で、耐震性に優れています。メッキ層が柔らかく加工が簡単で、さまざまな形の屋根に対応できるのもメリットです。

ガルバリウム鋼板の屋根の耐用年数は20〜30年です。ただしスレート同様に、経年劣化で表面のコーティングが剥がれてくるため、10年ごとに再塗装のメンテナンスを行いましょう。

ガルバリウム鋼板を屋根や外壁に使用するメリット・デメリットは、下記の記事で詳しく解説しています。

ガルバリウム鋼板屋根のメリット・デメリットとは?費用や耐用年数についても解説

ガルバリウム鋼板とは?外壁に使用するメリット・デメリットを紹介

【工事方法別】屋根リフォームの費用相場と特徴

屋根リフォームは目的によって工事方法が異なります。代表的な屋根リフォームと特徴は下図の通りです。

工事方法別に、特徴や費用相場を解説します。

屋根塗装:見た目をきれいにし防水性を高める

屋根塗装は、経年劣化で剥がれてしまった塗装の塗り直しを行う工事方法です。見た目をきれいにでき、防水性や断熱性などの効果を高められます。

代表的な塗料には、耐久性が高いシリコン系、 太陽光の熱エネルギーを反射する遮熱系、汚れが付きにくいフッ素系などの種類があります。塗装材によって効果が異なるため、屋根のある場所や希望に合わせて選びましょう。

屋根塗装の費用相場は、15万〜80万円程度です。塗装のみの工事方法であればコストは抑えられますが、耐用年数は短く定期的な実施が必要です。もし屋根材に破損や腐食がある場合は、塗装のみでは対応できないため別途補修を行いましょう。あくまでもトラブル発生前の予防的な対策だと考えてください。

カバー工法(重ね葺き):既存の屋根を活かして工期を短縮

重ね葺きとも呼ばれるカバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて設置するリフォーム工事の方法で、工期を短縮できるのがメリットです。

カバー工法の費用相場は、50万~250万円程度です。既存の屋根を活かすため、解体工事や廃材処理は行わなくてすみ、コストを抑えて手軽に行なえます。

ただし、屋根が重くなるため耐震性が下がる可能性がある点は留意しておきましょう。また、瓦屋根には施工できません。

さらに、カバー工法を何度も実施することは困難です。施工後に再び傷みが出てきたら、次回は葺き替え工事を行ってください。

葺き替え:屋根材をすべて新しく交換

葺き替えは、屋根材をすべて新しく交換する工事方法です。古い屋根材を解体して全て取り除き、下地の作り直しも行なうため、工期は長くかかりがちです。費用相場は70万~500万円と高額になる傾向があります。

しかし屋根全体を新しくすることで、防水性や耐久性の大幅な向上が期待できるのはメリットです。また、設置から30年以上が経過した屋根は、下地の劣化や屋根材の傷みが著しい場合も多く、葺き替えせざるを得ないケースもあります。

部分修理:瓦のズレや雨漏りなど緊急のトラブルに対応

瓦のズレや雨漏りなど緊急のトラブルには、部分修理で対応する方法もあります。修理の内容や交換部品などによって費用が異なりますが、屋根を全面的に工事するよりもコストを抑えられるのはメリットです。

部分的な修理なら自力でできるかもしれないと思われがちですが、屋根の修理は高い場所での作業が多く、誤って足を滑らせてしまうと大きな事故につながります。無理せず専門業者に依頼しましょう。

よくある部分修理についての費用相場は下記の通りです。

修理方法

費用相場

瓦の並べ直し

10,000~50,000円

雨漏り部分修理(コーキング)

9,000~50,000円

雨どい修理

5,500〜30,000万円

屋根リフォームの費用を安く抑える3つの方法

屋根リフォームの費用は、補助金や保険を活用すると安く抑えられます。また、相見積もりで費用を比較することもおすすめです。屋根リフォームの費用を安く抑える3つの方法を紹介します。

補助金・助成金制度を活用する

省エネにつながるリフォーム工事は、国や自治体が補助金や助成金制度を用意しているケースがあります。屋根の工事で例を挙げると、屋根の断熱性能を向上させる、太陽光発電を設置するといったリフォームです。

補助金・助成金制度の適用には条件があるため、リフォームの依頼を検討している屋根業者に相談し、活用できるものがあるか確認してみましょう。

火災保険が適用できるか確認する

火災保険を使える屋根リフォームもあり、適用できれば費用を安く抑えられます。

例えば屋根が壊れて雨漏りが発生している場合、原因が台風や大雪などの自然災害であれば火災保険を活用できるかもしれません。詳しい方法や条件は下記の記事で解説しています。ぜひご確認ください。

火災保険の対象になる雨漏り修理とは?条件や注意点を解説

複数の専門業者から相見積もりを取って比較する

1つではなく複数の専門業者に見積もりを取ってもらう「相見積もり」も、費用を安く抑えるために有効です。かかる料金やサービスの良し悪しを比較でき、よりよい業者に依頼できます。価格設定が異様に安い、あるいは高いといった疑わしい業者を外せるため、相見積もりを取って比較する方法はおすすめです。

屋根リフォーム工事の基本的な流れと期間

実際に屋根のリフォーム工事を行う際の基本的な流れについて、手順や期間を詳しく紹介します。

業者への問い合わせと現地調査

まずは、屋根のリフォーム工事を依頼したい業者に問い合わせを行いましょう。現状や希望を伝え、現地調査をしてもらいます。

見積書の確認と契約

現地調査に基づき、見積書が作成されます。見積書を確認し、問題が無ければ契約して正式に工事を依頼しましょう。

近隣住民への挨拶と足場の設置

屋根リフォームは大掛かりな工事になることが多く、近隣住民にも迷惑をかけてしまうかもしれません。工事前に挨拶に行き、おおまかな作業内容と期間を伝えましょう。

また、高所での作業になるため、工事のはじめには足場が設置されます。

高圧洗浄・下地処理・屋根工事

塗装やカバー工法など既存の屋根を使う場合は、汚れを落とすために高圧洗浄が行われるのが一般的です。葺き替えでは古い屋根を解体します。

汚れや廃材を除去して準備が整ったら下地処理を施し、塗装や屋根葺きなどの屋根工事が行われます。

最終チェックと工事完了・引き渡し

作業が終了したら最終チェックを行い、工事は完了です。引き渡しの際には自分でも、誤りや不具合が無いか確認しましょう。

かかる期間は工事方法によってことなりますが、おおむね下記の表のとおりです。ただし天候によっては長引くこともあります。

工事方法

期間

屋根塗装

11~14日程度

カバー工法(重ね葺き)

5〜10日程度

葺き替え

7日~10日程度

失敗しない優良な屋根リフォーム業者の選び方

優良な屋根リフォーム業者の選ぶために、下記の4つのポイントを確認しましょう。

施工実績が豊富で口コミの評判が良いか

業者のホームページなどに、過去に取り組んだ「施工実績」がしっかり掲載されているかを確認しましょう。また口コミでよい評判がある業者を選ぶのもポイントです。

見積書の内訳が詳細で分かりやすいか

見積書の内訳が詳細で分かりやすいか、分からない部分も質問すれば親切に解説してもらえるかも、優良な業者を選ぶための判断材料になります。

見積書や説明をわざと分かりにくくして、費用をかさましする悪質な業者もいるため注意しましょう。

建設業許可や関連資格を保有しているか

工事に必要な許可を保有しているかは必ず確認しましょう。例えば建設許可証無しの業者では、請け負える工事金額に上限があるため注意が必要です。

また、工事内容に合わせて塗装技能士や建築板金といった関連資格を保有している業者を選べば、安心してリフォームを任せられます。

工事後の保証やアフターフォローが充実しているか

工事後の保証やアフターフォローの充実も、優良な業者を見分けるためのポイントです。リフォーム後に不具合が発生した場合の対応は、依頼時にあらかじめ確認しておきましょう。数年ごとに検査を実施してくれる業者もあります。

まとめ

屋根に劣化や不具合が見られる場合は、早めに専門業者に相談し、リフォームをしましょう。防水性や耐久性が向上し、見た目もきれいになります。実績や評判、アフターフォローの充実などを確認しながら、安心して依頼できる屋根リフォーム業者を探してみてください。

執筆年月日:2025年10月
※内容は2025年10月時点の情報です。法律や制度は改正する場合があります。

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