引っ越し用のダンボールを無料で調達するには?方法や注意点を解説

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引っ越し用のダンボールを無料で調達するには?方法や注意点を解説

引っ越しの荷造りや梱包作業に必要なダンボールは、引っ越し業者にもらったり自分で購入したりするほかにも、スーパーマーケットやコンビニなどからもらえる場合もあります。

この記事では、引っ越しに使うダンボールを無料で調達する方法や、ダンボールを調達する際の注意点、引っ越し後のダンボールの処分方法について解説します。引っ越し準備を控えている方やダンボールの処分方法にお悩みの方は、参考にしてみてください。

引っ越し用のダンボールを無料で調達する方法

引っ越しには何かと出費が伴うため、なるべく費用を抑えたいと考える方も多いでしょう。ダンボールは購入するほかに、無料で調達する方法もあります。ここからは、引っ越し用のダンボールを無料で調達する方法を6つご紹介します。

スーパーマーケットでもらう

スーパーマーケットの中には、商品を大量購入した方や買い物袋を忘れた方が利用できるよう、廃棄予定のダンボールをレジ付近に置いている店舗もあります。近所のスーパーマーケットであれば持ち帰りも便利で、手軽にダンボールを調達できるでしょう。

ただし、生鮮品や冷凍品が入っていたダンボールは、汚れが付いていたり濡れていたり、虫が付いていたりする場合もあります。もらう前に状態を確かめ、形がしっかりしていてきれいなものや、強度のあるダンボールを選ぶようにしましょう。

コンビニでもらう

コンビニでダンボールをもらう方法もあります。コンビニであれば店舗数が多く、24時間営業の場合が多いため、引っ越し直前にダンボールが足りなくなってしまった際にもらいに行けるメリットがあります。

しかし、コンビニはスーパーマーケットなどに比べて入荷する商品が少ないため、比較的小さいダンボールが多くなります。また、店舗によっては商品が専用ケースで納品される場合もあるため、廃棄予定のダンボールがあるか確認をした方が良いでしょう。また、ダンボールをもらう際は汚れや濡れがないか、状態を確かめてからもらうようにしましょう。

ホームセンターでもらう

ホームセンターでも、廃棄予定のダンボールを無料でもらえるケースがあります。ホームセンターは基本的に生鮮品などを扱っていないため、比較的きれいなダンボールが手に入りやすいのがメリットです。また、大型の商品を扱っている店舗であれば大小さまざまなサイズのダンボールがあるのもポイントです。

ただし、ホームセンターではダンボールを提供していない方針の店舗もあります。費用をかけても良いという方は、ホームセンターでダンボールを商品として購入する方法もあるため、検討してみると良いでしょう。

家電量販店でもらう

大きめのダンボールがほしい場合は、家電量販店でもらえる可能性もあります。家電量販店では小型の商品から大型家電まで幅広い商品を扱っており、さまざまなタイプのダンボールが手に入るでしょう。また、家電量販店では精密機器などを取り扱っているため、丈夫なダンボールが多いのも特徴です。

なお、家電量販店の中には配送などに使用するため、ダンボールを提供していない店舗もあります。家電製品は購入者がダンボールに入った状態で持ち帰ったり、配送したりすることが多く、そもそもダンボールが余らない場合もあるかもしれません。

ドラッグストアでもらう

ドラッグストアも大小さまざまなダンボールが手に入りやすい店舗です。中でもスナック菓子やドッグフードが入っていたダンボールは、他の荷物に押しつぶされて破損しないよう、丈夫な材質のものが多くなっています。強度のあるダンボールは引っ越し作業の際も重宝するため、近所にドラッグストアがある方は一度訪ねてみると良いでしょう。

最近では生鮮食品を扱うドラッグストアも増えています。そうした店舗の場合は、生鮮食品が入っていたダンボールではなく、スナック菓子やドッグフードなどの箱を選ぶと、汚れや濡れの心配も少なく安心です。

無料配布の場合は引っ越し業者にもらう

ダンボールは、引っ越し業者に引っ越し作業を依頼すると無料でもらえることもあります。引っ越し業者のダンボールは強度が強いものが多く、荷物の量によって大小さまざまなサイズのものを用意してくれるほか、スーツ専用や食器専用など、入れるものに合った強度やサイズのダンボールを用意しているところもあります。

引っ越し業者によってもらえるダンボールの枚数に制限がある場合や、単身プランやファミリープランなどプランによってもらえる枚数が変わる場合もあため、引っ越し業者に見積を依頼する際に聞いてみると良いでしょう。

ダンボールを調達する際の注意点

引っ越し用にダンボールだけほしいと思っても、引っ越し直前に必要な枚数が集まらなかったり、荷物を詰めていてさらに必要になったりすることもあります。ダンボールを調達する際は、注意点として以下のことに気を付けましょう。

どこのお店でももらえるわけではない

たとえ廃棄予定のダンボールであっても、会社の方針で提供できない場合や、配送に再利用するため譲ることができない場合もあります。わざわざ店舗に足を運んでもらえないとなると、無駄足になってしまいます。また、曜日によってはすでに不要なダンボールを回収済みで、ストックがないケースもあるかもしれません。

店舗にダンボールを取りに行く際は、もらえるダンボールがあるかどうか事前に電話などで確認しておくとスムーズです。

ダンボールの状態を確認する

ダンボールの強度が弱いと、荷物を運んでいる最中に底が抜ける恐れがあります。また、ダンボールが汚れていたり、柔軟剤や薬品などの匂いが残っていたりすると、中に入れたものに汚れや匂いが移ってしまう可能性もあります。

特に生鮮食品が入っていたダンボールは屋外に置かれることも多く、雨で濡れて強度が弱っている可能性や、虫や汚れが付いていることもあるでしょう。ダンボールをもらう際は、なるべく状態が良いものを選ぶようにしましょう。

サイズはできる限り同程度の物で揃える

ダンボールの大きさが揃っていないと、積み込みの順番を考えるのに手間がかかり、引っ越し作業がしにくくなる恐れがあります。また、積み上げたダンボールが運搬中に動いて落下する恐れもあるでしょう。一方、ダンボールのサイズが揃っていると、荷造りの際も荷物を入れやすく、積み込みしやすいメリットがあります。

引っ越し作業の効率化や運搬中のトラブル防止のためにも、ダンボールのサイズはなるべく同程度のもので揃えておくのがポイントです。

引っ越し用のダンボールはどのくらい必要?

荷物の運搬や梱包作業など、引っ越しの荷造りで必ず必要になるのがダンボールです。スムーズな引っ越し作業のためにも、ダンボールは引っ越しが決まったら早めに用意すると良いでしょう。

必要なダンボールの枚数は、ご家庭の人数によって変わります。下の表は、人数ごとに必要なダンボールの枚数の目安です。 

人数

必要なダンボールの枚数

1名

10~20枚

2名

20~30枚

3名

30~50枚

4名

50~80枚

もちろん、必要なダンボールの枚数は各家庭の荷物の量によっても大きく変わってきます。引っ越し業者に訪問見積を依頼し、実際に荷物の量を見てもらうことで、正確な必要枚数を把握できます。ダンボールの枚数は、余裕を持って多めに用意しておくと安心です。

引っ越し用のダンボールを購入する方法

引っ越し用のダンボールは無料でもらうほかに、100円ショップやホームセンター、インターネットなどで購入することも可能です。店舗によってはばら売りもしているため、追加で少量必要になった際にも便利です。購入するダンボールの大きさや枚数によって価格が異なるため、実際に見て決めると良いでしょう。

インターネットでの購入はさまざまなサイズや強度の商品を取り揃えており、枚数が多くても自宅まで届けてくれるため、時間がない方や自宅の荷物のサイズを測りながらダンボールを購入したい方にもおすすめです。100円ショップなどでは小さいサイズのものしか扱っていないケースもあるため、事前に問い合せしておくとスムーズです。

引っ越し後のダンボールの処分方法

引っ越しが終わったあと、不要になったダンボールはどのように処分すれば良いでしょうか。ダンボールは置いておくとかさばってしまうため、早めに処分するのがおすすめです。

古紙回収日にごみとして出す

引っ越し先の自治体が定める古紙回収日にごみとして出せば、無料でダンボールを回収してもらえます。「複数枚ある場合は紐で縛る」「ダンボールについている金具は外す」など自治体ごとのルールがあるため、回収に出す前に確認しておきましょう。

また、ダンボールの枚数が多いと一度に回収してもらえない場合もあります。大量に処分したい場合は、自治体が運営するリサイクルセンターなどに回収を依頼しましょう。

引っ越し業者に引き取りを依頼する

引っ越しを依頼した業者に引き取りを依頼する方法もあります。業者によって回収費用がかかるところもありますが、中には他社のダンボールも一緒に引き取ってくれる業者や引っ越し後に家の外に置いておくだけで無料で回収してくれる業者もあります。

不要なダンボールの回収費用やルールは業者によって異なるため、引っ越し料金に回収費用が含まれているか、回収期限はいつまでか、見積もりの際に確認しておくと良いでしょう。

状態の良いダンボールはフリマアプリで出品

ダンボールは、フリマアプリに出品すると売れる可能性もあります。フリマアプリでは、基本的に売れた商品を自分で発送するため、梱包用の資材としてダンボールが必要になるためです。梱包しているダンボールの状態が出品者の評価に影響するケースもあるため、きれいで状態の良いダンボールは一定の需要があるでしょう。

ただし、フリマアプリに出品する場合は写真撮影や登録、購入希望者とのやりとりなど手間と時間がかかります。時間がない方や慣れていない方はほかの回収方法がおすすめです。

まとめ

引っ越し作業を効率的に進めるためには、必要なダンボールの枚数を把握し、早めに用意することが重要です。また、ダンボールはスーパーやコンビニなど家の近くで無料でもらえる場合もありますが、引っ越しに使える状態かを見極めることが大切です。

これから引っ越し準備を控えている方や、引っ越しを終えてダンボールの処分方法にお悩みの方は、この記事を参考にスムーズな作業を進めてみてください。

執筆年月日:2024年12月

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